表町放課後子ども教室
当該教室の概要 | 市内小学校60校のうち、平成19年度は3小学校区、20年度は6小学校区で放課後子ども教室を実施している。各教室とも地域のボランティアの指導・見守りのもとに様々な遊びや体験活動、学習活動を展開している。 |
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地域の現状と課題 | 長岡市では、40小学校区に児童館が設置されており、放課後児童クラブも38カ所で開設している。その運営は主に地域住民で組織されているコミュニティ推進組織に委託している。放課後子ども教室についても、放課後児童クラブと連携しながら進めるために同組織に委託して実施している。実施場所としては、地区のコミュニティセンター・児童館と学校の体育館等を利用している。しかし、児童館はあっても学校から遠いとか学校施設に余裕がない等、活動場所の確保が難しい地域も多い。また、充実した活動を無理なく地域ぐるみで進めていくための指導者、ボランティアの確保も大きな課題となっている。 |
活動場所 | 実施小学校の体育館、グラウンド、図書室・パソコン室等の特別教室及び各小学校区に設置されているコミュニティセンター・児童館 |
活動日・時間 | ○表町教室
○神田教室
○希望が丘教室
○黒条教室
○前川教室
○宮内教室
※各教室とも土曜日及び学校の長期休業中は別計画により実施 |
参加対象 | 教室開設地区の小学校の全児童(一部教室では中学生の参加も可) |
活動内容 | ○遊びの場
○体験の場
○学びの場
○交流の場 |
指導者 | 各コミュニティ推進組織の放課後子ども教室実行委員会が地域住民に呼び掛けて確保に努めている。体験教室の実施については、地区のコミュニティセンター利用団体等に指導を依頼している。 |
地域との関わり | 各コミュニティ推進組織では、放課後子ども教室実行委員会を立ち上げたり、コミュニティ活動に組み入れたりしながら、地域ぐるみの活動となるように図っている。 |
参加方法・費用 | 月ごとの計画を学校を通して配布し、その内容に応じながら子どもたちが自由に参加している。(内容によっては申込制としている。)黒条教室では、指導者の準備の関係から教室の開始当初から申込制をとっている。費用は無料(但し、自己負担が適切と思われる材料費等は有料) |
放課後子ども教室と放課後児童クラブとの関係 | 児童クラブの児童厚生員からも子ども教室の実行委員会に入ってもらい、両者の連携を図るようにしている。児童館で児童クラブを開設している場合、希望する子どもについては、児童厚生員もしくはボランティアが付き添って放課後子ども教室に参加している。 |
保護者の感想 | ・学校と地域の方が協力し合っていてすばらしいと思います。そんな環境の中で過ごせて幸せに思います。 ・放課後にそこに行けば誰かお友達がいて広い学校の体育館で思いっきり走り回ることができ、大人がいて見守ってくれていっしょに遊べて、子どもたちにとっても安心できる場です。ボランティアさんの力に感謝しています。 ・高学年で学校から帰ってくる時間も遅いし、習い事もあったりの日があり行きたくても行けない。 |
ボランティアの感想 | ボランティアとして子どもたちといることが、こんなに楽しいものだとは思わなかった。 |
運営主体の感想 | 参加している子どもたちと地域の方々が喜んでくれているのがとてもうれしい。子どもによりよい遊びの場を提供したり、子どもたちに経験して欲しい多様な活動を計画しているので、もっと多くの子どもたちの参加を望んでいる。特に、異学年交流が進むためにも高学年が参加しやすい手立てを考えていきたい。 |
各教室の特色 | 表町教室
神田教室(神田子どもの城)
希望が丘教室(希望が丘あそびの城)
黒条教室
前川教室
宮内教室(宮内あそびの広場) |
今後の課題 | この事業を未実施地区にも開設したり、地域に根ざしたものとしていくためには、企画・運営を核となって進めてくれる地元の人材、多種多様な体験を提供できる指導者、子どもと共に活動することに喜びを見出してくれるボランティア等を開設地域でどれくらい確保できるかにかかっている。コミュニティ組織を通したり、口コミを通しながら一層のアピールに努めたい。 |