東京都大島町「てのひら教室」

「ほっとする場」

萩島 アサ子

放課後の子どもたちの居場所として差木地公民館をお借りし、「てのひら教室」がはじまって3年目になりました。専属の場所ではない不敏さはありますが、それでも小学校と隣あわせで和室も集会室も調理室も使えるという好条件。授業が終わった子どもたちが、ランドセルをしょって「ただいまー」「野球やろうよ」「おにごっこがいい」と集まってきます。

私たちの目指す「てのひら」は、子どもたちにとって安心でほっとする場であり、友達とおもいっきり遊べる場です。遊びを通してルールを守り、学び、友達とのつながりや思いやりをいっそう深めていってほしいと思っています。

教室では、クッキングやトールペイント、将棋、折り紙等の企画を組みながら多面的な活動も取り組んでいますが、下校がばらばらなので、みんなでいっせいにやる活動ができず、月一回のクッキングが精一杯です。学校で行事がつまってきたり、習い事などで子どもたちも忙しくなってくると、「てのひら」での遊びもトラブルつづきになることも。そんな時のスタッフは、なんでこんなことになるのだろうと、とにかく子どもの気持ちによりそいながらも、子どもたちの間違った行為にも向き合っていかなくてはなりません。子どもたちは、いつでも成長過程であることを忘れないようにしていきたいものです。

スタッフは、3人体制で子どもたちをみています。一番気になるのが、全員がボランティアであることで、個々の子どもや集団の変化や成長を、昨日のつづきで今日あるという継続した目で見ていくということが、条件的に難しいことです。月一回のスタッフ会議での、交流や話し合いは欠かせません。子どもたちや保護者にとって、なくてはならない居場所として定着していったらいいなぁと思っています。