秋田県山本郡三種町

「ウィークエンドサークルに参加して」

三種町ウィークエンドサークル実行委員 三浦 國子

 三種町ウィークエンドサークルは、町内6小学校の子どもたちを対象にし、子どもたちの交流と仲間づくりを目的に様々な自然体験や郷土学習を行っています。企画や運営は、町教委の協力を得て実行委員会が行います。無理なく長く継続できるように、年間5~6回の活動を計画しています。
 この日は、三種町の特産品である「“じゅんさい”摘み採り体験」を実施しました。あいにくの雨模様となりましたが、25名が参加してくれました。じゅんさいは白神山地からのきれいな流水のある沼に自生します。農園の方の説明と手ほどきを受け、二人一組になって箱舟に乗り込みました。お互いに背中合わせになって乗り、そのうちの一人が棒で舟を操ります。
 “わくわく”“はらはら”な気分で、悪戦苦闘しながらも沼の岸辺から離れていきました。ケガ、舟からの転落などの事故に備え、実行委員は舟の上と岸辺から見守りました。葉で覆われている水中を夢中でじゅんさいを探し、見つけた瞬間に「わぁ~っ!!」という歓声があたり一面に響き合いました。“採るぞ!”と意気込み、摘もうとするのですが、じゅんさい特有のぬめりにまたまた悪戦苦闘です。それでも子どもたちは飲み込みが早く、「見つけた!見つけた!」「あった!あった!」と大はしゃぎでした。中には二人の呼吸が合わず、「せっかく採ろうとしたのに・・・」「高級品を逃した」などの声も聞かれました。舟同士がぶつかり合う場面もしばしば・・・時間とともに舟の操り方も上手になり、一つ一つ懸命に摘み取っていました。きれいな水の沼にはメダカもいっぱい泳いでいて、“メダカすくい”もできるので、一石二鳥の大盛り体験となりました。
 終わった後の子どもたちからは「楽しかった」「おもしろかった」という言葉とともに、満面の笑顔からは“ありがとう”の心が伝わってきたように感じました。農園の方の心遣いとすばらしい子育ての場を提供してくださったことに感謝しています。体験活動を通して、自然との共存を子どもたちと一緒に学ぶことができました。私たち実行委員は、目を輝かせて体験活動に参加する子どもたちに、夢を膨らませ、あきらめない心、思いやりの心などを育んでやりたいと願っています。そして何よりもうれしいことは、子どもたちのための活動が私たちに元気を与えてくれる活動になっているということです。

        
    これが”じゅんさい”だよ!                ”じゅんさい”摘み取り体験中