岐阜県恵那市「恵那市子ども教室 大井小学校ペンギンクラブ」

子どもの声は「宝物」

ペンギンクラブ実行委員会

 「大井小学校ペンギンクラブ」は、放課後の学校の廊下で、保護者と大井町まちづくり協議会教育子育て部会が行っていた絵本の読み聞かせ活動が発展して始まった放課後子ども教室です。
 ペンギンクラブとして活動を始めて5年目になります。でも、支援が必要な子への接し方をどうしたらよいか十分にわからず、毎年よい対処法はないものかと、皆で話し合いながら活動を進めています。
 昨年度は支援を必要とする子が何人もいました。とくに大人の目を引きたくて、わざと乱暴をしているような子もいました。そういう子への対応に手間取ると活動全体が思うように進まないということもたびたびあり、実行委員には焦りが感じられるようになりました。
 そんな時のことです。「子どもたちが母親のぬくもりを求めているのなら、自分の子どもに接するように、普通にすればいいよ。」と、ある先生からアドバイスをもらいました。そこで、無理に皆と同じ活動に入れさせるのではなく、1対1で向き合おうと実行委員会の皆が腹を決め、実行委員の1人がその子につきっきりになって活動をしました。ケンカの仲裁に入ったこともあれば、逆に子どもの方から甘えるように膝の中に入ってきて、抱くようにしてマジックショーを見たこともありました。
 試行錯誤しながらも一年間の活動が無事終わりました。残念ながら、その子は最後まで他の子どもたちと同じように、ペンギンクラブの活動を楽しむところまではいきませんでした。一年間の活動が終わり、子どもたちにアンケートを取ったときのことです。その子が「ありがとう」という言葉を書いてアンケート用紙を出してくれました。たった一言でしたが、実行委員の皆にとっては本当にうれしくて、涙が出そうになりました。実行委員の「参加している子どもたち全員に楽しんで活動してほしい。」という思いが伝わっていたのだと思いました。今年度は対象学年でないためもう参加はしません。でも、大きくなったとき、「小学校のときにペンギンクラブというのがあったな」と思い出してくれたらいいな、と思っています。

       
        サポーター打ち合わせ会                               観劇